World Gin MAKERS〜世界の造り手さんに想いを聞く〜Vol.13 明利酒類様

World Gin MAKERS〜世界の造り手さんに想いを聞く〜Vol.13 明利酒類様

みなさんこんばんは!
Ginny Club 広報のほのぽんです。

今月の World Gin MAKERS〜世界の造り手さんに想いを聞く〜は、私ほのぽんの地元茨城 県水戶市にある明利酒類株式会社さま(以下、明利酒類さま)です。
明利酒類様は、私が幼少期からご近所だったこともあり、何度もお邪魔したことのある思い 入れのある酒蔵です。
茨城県水戶市で、江戶時代より受け継がれてきたアルコール造りを担う総合酒類メーカー として、高品質なお酒を造り続けています。

水戶から世界に日本のお酒を発信する、明利酒類様のジン造りにかける想いとは?
明利酒類様の“和ジン“の意外な飲み方とは?

今回は、営業部の草野様と商品開発部の寺門様に、和ジン誕生秘話からおすすめの飲み方な どお話を伺ってきました。


▲明利酒類様外観

 

◎日本の文化を伝えたい!ジャパニーズジンの誕生にかける想いとは

―藤枝:本日はどうぞよろしくお願い致します。
私自身、幼い頃からご近所で。よく遊びに伺っていたので、この度取材をさせていただけて とても嬉しいです。

草野様:そうだったんですね、ありがとうございます。 本日は、どうぞよろしくお願いします。
寺門様:よろしくお願い致します。

―藤枝:では早速ですが、和ジンが誕生したきっかけを教えてください。

草野様:和ジンは、現会⻑が日本のスピリッツを世界に発信したい、という思いで生まれた “和シリーズ”の第 2 弾として誕生しました。
第 1 弾はウォッカで、第 2 弾として“和ジン”を造ることになりました。

―藤枝:なるほど。日本のスピリッツを世界に発信したい、という想いから生まれたのが和 ジンをはじめとした和シリーズだったんですね。何かきっかけがあったんでしょうか?

草野様:弊社の目標は、生活必需品ではないいわば、娯楽品であるお酒を通じて世界を豊か にすることです。その目標を実現する一つの手段として、弊社の強みを活かした日本のお酒 を世界に発信したいと考えていました。 何かきっかけがあって、というよりは自然発生的にそういう考えに至りました。

そんな総合酒類メーカーとして、ビールとみりん以外のほとんどのお酒を造ることができるという明利酒類の強みを活かしてできることを考えたときに、和スピリッツの造を するということになりました。

―藤枝:ビールとみりん以外のアルコール類はほとんど造れてしまうんですね! すごいです。

草野様:近では、ウーも造りめたんですよ。

―藤枝:ウイスキーまで!明利酒類様の強みを活かしたさまざまなお酒を、是非飲んでみたいです。

 

洗練された日本らしいスピリッツとスダドわい

―藤枝:やはりクラフトジンを造る上でも、他のお酒を造る際のノウハウが活かされているのでしょうか?

草野様:弊社の強みはやはり、総合酒類メーカーとしてのノウハウにあります。 和ジンは浸漬法で造るのですが、これは元々作っていた酒の造方応用していて、 蒸溜しても焼酎蒸溜ノウを使っています。

―藤枝:なるほど、梅酒や焼酎の製造技術が活かされているんですね。
ちなみに、和ジンのこだわりポイントはなんでしょうか。

寺門様:和ジンのこだわりは、なんといってもベーススピリッツです。
弊社のジンは、
10 年もののベーススピリッツを使用しています。
酒(日本酒)を何度も 蒸溜した、非常洗練されたみのあるものです。

実は、元々別のお酒を造る使おうと思って取っておいたものだったんですが、 ジンを造ることがまった時に使用することになりました。
今では、和ジンを造るために
酒を10 年上寝かせています。

当初和ジンを造ることがまった抹茶などの日本らしいボタニカルで現しよう とも考えました。しかし、明利酒類自のアプロで日本らしさを現したいと考え、ベ ーススピリッツにこだわることにしたんです。


―藤枝:なるほど。明利酒類様がこれまで
培われてきたノウハウを活かして、ベーススピリ ッツに強くこだわっていらっしゃるんですね。 ちなみに、味わいなどに関してもこだわりをお聞きしてもいいでしょうか?

草野様:和ジンを造るでの目標ははり、日本のスピリッツを世界で飲んでもらうことで す。
そのため、
個性よりもスタンダードな味わいに強くこだわりました。 誰が飲んでも美味しいものになっていますので、世界中で飲んでいただきたいです。


▲和ジンの商品画像


―藤枝:ス
タンダードな味わいを目指して造られたんですね。 和ジンを造る上で一番苦労したことはなんでしょうか?

寺門様:開発段での苦労は、スタンダードな味わいを表現するためのボタニカルを調整する作業です。
色々ボタニカルをめて、みんなでりをいで、試行錯誤していました。 時お手本にしていたのは、ボベイサファイアのスダドドドライジンだ ったのですが、試作の段では色々めすぎて、カーっぽいりにしてしまったと いう失敗談もあります()

―藤枝:カレーの香り! 失敗談といえど、すごく面白いです。
ほんとに苦労されて試行錯誤の上で、出来上
がったジンなのですね。

寺門様:さらに、そういった試行錯誤ねていく段では、色々の意を取り入れな きいけないということが大変でした。ただ、すごく楽しくて。色々折衷案を考えながら、 開発をしていました。

―藤枝:いろんなバクグラウンドをお持ちの方で試行錯誤しながら、方めていら したのですね。


▲明利酒類様の蒸溜器

 

◎和ジンのられざる飲み方

―藤枝:そんなスタンダードな味わいの和ジンですが、お二人のおすすめの飲み方はありますか?

草野様:和ジンはが完成しているので、そのままで飲んでも美味しいのですが、トニックウォーターと 1 対 1 で割るのがおすすめです。かなりいめでアルコール度も高いんで すが、地元のバダーさんもおすすめの飲み方です。

寺門様:和ジンは、ボタニカルをしっかり感じることができる濃さが特徴なので、いお料理と合わせるのがおすすめです。肉料理や味い材けないブ感がありま す。マリアージュ的観点でお料理と合わせていただきたいです。

―藤枝:1 対1で割るジトニック!とても気になります。
以前、私も和ジンをいただいたことはありますが、確かにかなりハーブの香りが強い印象で した。次はお肉料理と合わせていただきたいです。

 

生を豊かにするお酒

―藤枝:最後に、明利酒類様が和ジンを通じて実現したい世界について教えてください。

草野様:和ジンにず弊社で造っているお酒てに通しますが、弊社のお酒を通じて、 お客様一人一人の人生を豊かにしたいと思っています。
豊かな人生の傍らにあるお酒を造っていきたいです。

また、和ジンには茨城県ボタニカルは使用していませんが、和ジンを地元の方に楽し んでいただいたり、飲食店様で提供していただくで地元水戶にも貢献したいと考えてい ますし、和ジンを通じて水戶の文化を伝えることができたらと思っています。

―藤枝:水戶市として、水戶発の世界的なクラフトジンが造られているということだけで もすごくりに思いますし、明利酒類様のそういった想いも伺うことができてとても嬉し かったです。 本日はにありがとうございました。ぜひ帰省には遊びにかせていただきたいで す!

編集後記―
今回お話を伺ったのは、地元の酒蔵。 幼少期から
っている酒蔵だからこそ、水戶のお酒を世界に発信したいという明利酒類様の想いには強く感銘を受けました。 また、ブ感が強くスダドわいの和ジンは、ぜひビギナージニーの様にも 飲んでいただきたいと思っています。

ブログに戻る