みなさんこんにちは、Ginny Club広報担当です。先日投稿した「積丹スピリット様インタビュー記事」は、お読み頂けましたか?
Ginny Clubでは、今後も「World Gin MAKERS〜世界の造り手さんたちに想いを聞く〜」を通じて、ビギナージニーの皆様にジンの奥深く魅力的な世界をお届けします。
さて、今回の記事ではいま話題の“おうちでアレンジする、オリジナルコンパウンドジン“について書かせていただきます。
◉イギリスのエリザベス女王もハマっている?クラフトジンづくり
突然ですが、イギリス王室のエリザベス女王が自身の庭園で育てたボタニカルを使用し、ジンを造っているのをご存知ですか?
2020年には、あの有名なバッキンガム宮殿内の庭園で育てられたボタニカルを使用したジンが発売され、世界的に話題になりました。
“BUCKINGHAM PALACE DRY GIN” と名付けられたこのジンは、イギリス本国とドイツ、ニュージーランドとオーストラリアでしか取り扱いがなく、いつか日本で飲める日を心待ちにしています。
それだけに留まらず、エリザベス女王は郊外にあるノーフォークサンドリンガム(別邸)の自身の庭園で栽培されたボタニカルでジンをつくり始めたのだから、驚きです。女王の人並みならぬジン愛を感じずにはいられません。
日本では一般の家庭で蒸溜からジンを造ることは難しい上、法律上お酒をつくるには免許が必要なため、ゼロからお酒をつくることはできません。
そこで、本記事では既存のお酒を使った「オリジナルコンパウンドジン」(Original Compound Gin)のアレンジについてご紹介致します。
💡豆知識💡
コンパウンドジンとは?
Compound(合成する)ジンとは、再蒸溜なしでベーススピリッツ(ウォッカやジン)にフルーツや香草を漬け込んで、お砂糖などを加えたジンのことを指します。つまり、リキュールのことです。
◉オリジナルコンパウンドジンのアレンジ方法
以前の記事でもご紹介した通り、クラフトジンに明確な定義はありません。造り手が様々なハーブやスパイスを加えて、独自にアレンジすることが可能です。
ご自宅で蒸溜の過程など、一からクラフトジンを作ることは難しいですが、コンパウンドジンとしてアレンジすることは可能です!
実際にどんな材料で、どのような過程を経てアレンジできるのか、ご紹介します👇
<材料>
市販のジン:750ml(お好みのスピリッツで代用可能)
コリアンダー:ティースプーン1杯分
カルダモン:2粒
ペッパーコーン:2粒
シナモン:½本
乾燥させたオレンジピール:少々
乾燥させたレモンピール:少々
お好みで生のフルーツ:オレンジ、レモン、すもも、りんごあたりがおすすめ
(備考)
市販のジンの代わりにウォッカなどを使用する際は、ジュニパーベリーをティースプーン2杯分ほど入れていただくと、よりジンの風味に近づきます。
<コンパウンドジンアレンジの過程>
1:使用する瓶を煮沸消毒
2:ボタニカル類、果物の皮を全て瓶に入れる
3:上まで市販のジン(お好みのスピリッツ)を入れる
4:24時間放置する
5:味見をしながら、ボタニカルや果物の皮を追加する/お好みで砂糖やシロップを加えて、甘さを調整する
6:さらに24時間放置する
7:再度味見をして、自分好みに仕上がっていたら全ての材料を濾過して取り除く(コーヒーフィルターなどを使うと便利)
8:数日間放置する
9:オリジナルのコンパウンドジンの完成✨
飲む際は、ロックやソーダやトニックウォーターで割るなどして、お好みを探してみてください!
ご紹介したように、ご家庭で“オリジナルのコンパウンドジン“をアレンジしてみてはいかがでしょう?
ちなみに、材料を全て揃えるのが難しいと感じる方は、クラフトジン作成キットも市販されているので、まずはそちらに挑戦してみてるのもいいかもしれません。
自分好みの風味や見た目を演出できる“おうちコンパウンドジン“についてご紹介しました。挑戦された方は是非、#Ginnyclub #おうちクラフトジンを付けてInstagram or Twitterで教えてください!
【参考文献】